中学生向けの学習塾と一口に言っても、大きく集団指導型と個別指導型に分けられます。どちらも一長一短があるため、どちらを選択するにしてもデメリットについても目を向けておくことが大切です。ここでは、中学生が個別指導塾に通うデメリットを確認していきましょう。中学生向けの個別指導塾のデメリットとしてまず挙げられるのは、費用が高いことです。
個別指導塾では、講師1人が1～4人の生徒を教えるので、集団指導塾と比べるとどうしても人件費がかかります。特に、マンツーマン指導を行っている学習塾や、大学生アルバイトの講師ではなく正社員が講師を務めている学習塾では費用が高く設定されています。場合によっては1か月あたりの授業料が5万円以上かかってしまうケースもあるので、費用の高さから個別指導型の塾を選択できない家庭も少なくありません。仲間と切磋琢磨しにくいのも個別指導塾のデメリットです。
集団指導塾ではライバルとなる生徒が周りにたくさんいるので、競争心が生まれて学習に対するモチベーションが高まることが期待できます。一方で、個別指導塾では他の生徒から受ける刺激が少ないので、ライバル心や競争心が生まれにくいという性質があります。特にマンツーマン指導の塾では仲間と切磋琢磨することができないので、モチベーションの維持が難しくなる可能性も十分に考えられます。そのため、子供の性格も含めて個別指導型と集団指導型のどちらを選択すべきか検討することが大切です。